相続税の知識
相続税は、相続や遺贈によって取得した財産の価額の合計額(債務などの金額を控除し、相続開始前3年以内の贈与財産の価額を加算します。)が基礎控除額を超える場合に、その超える部分に対して、課税されます。
相続税の申告及び納税が必要となり、その期限は、被相続人の死亡したことを知った日の翌日から10か月以内です。
相続税の計算法
遺産総額-(債務+葬儀費用+非課税財産)=正味の遺産額
正味の遺産額-基礎控除額=課税される遺産
※基礎控除を超える額に相続税がかかります。
基礎控除額は以下の式で求められます。
基礎控除額=5000万円+1000万円×相続人の数
(例)正味の遺産1億円を配偶者と子2人で相続する場合
1億円-(5000万+1000万円×3人)=2000万円
この場合(2000万円×15%)ー50万=250万円の相続税がかかります。
※平成27年1月より基礎控除額に変更があります。3000万円+600万円×法定相続人の数
法定相続分の取得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1000万円以下 | 10% | ー |
3000万円以下 | 15% | 50万円 |
5000万円以下 | 20% | 200万円 |
1億円以下 | 30% | 700万円 |
3億円以下 | 40% | 1,700万円 |
3億円超 | 50% | 4,700万円 |